1年目でやめたら、看護師はどうなるのか? 〜退職後の現実 & 転職する場合の7つの注意点
[著者: 平野雅子 (看護師 /保健師).more..]
1年目の看護師は毎日「退職したい」、「辞めたい」と考えながら働いていますよね。
「もう辞めちゃおうかな」と退職を具体的に考えている人もいると思います。
でも、実際に辞めたらどうなるのでしょう?
勢いで辞めてしまうのではなく、「辞めたらどうなるのか」という現実を良く理解してから、退職するかどうかを決めないと、あとで後悔することになりかねません。
1年目の看護師が辞めたら、次の2つのメリットがあります。
- 自由な生活を満喫できる
- 今のストレスから解放される
でも、デメリットも3つあるのです。
- 看護スキルが身についていない状態で無職になる
- 収入がなくなる
- 寮住まいの人は住む場所がなくなる
1年目の看護師が辞めたらデメリットが大きいですし、もったいないですから、まずは退職せずにすむように努力してみましょう。
それでもダメだったら、看護師として別の職場へ転職するのも良いと思います。
1年目で辞めても、看護師免許はずっと有効ですし、1年目で辞めた看護師を採用してくれる職場は必ずありますので、安心してください。
ただ、1年目の看護師が転職する場合は絶対に失敗できませんから、次の7つの注意点に気を付けて、転職先の求人を探しましょう。
- 第二新卒を採用している病院を中心に探す
- 楽を重視して選ばない
- 辞めたい理由を解決できるか
- 新人看護師の離職率を確認
- 教育体制が充実しているか
- 人間関係が良いか
- 基礎スキルを獲得できるか
この7つの注意点を守れば、転職に成功する可能性がグンと高くなります。
目次
1.1年目の看護師が辞めたらどうなるの?
1-1.1年目の看護師が辞めた後のメリット
1-1-1.自由な生活を満喫できる
1-1-2.今のストレスから解放される
1-2.1年目の看護師が辞めた後のデメリット
1-2-1.スキルが身についていない状態で無職に
1-2-2.収入がなくなる
1-2-3.寮住まいの人は住む場所すらなくなる
2.1年目の看護師が辞めたらもったいない!
2-1.1年目の看護師が辞めたらもったいない理由
2-2.辞めずに、まずは出来ることをやってみよう
3.1年目の看護師がどうしても辞めたい時は辞めてもOK
3-1.看護師免許はそのまま
3-2.1年目でも転職先の求人は必ずある
4.1年目の看護師が転職先の求人を選ぶ時の7つの注意点
4-1.第二新卒を採用している病院を中心に探す
4-2.楽を重視して選ばない
4-3.辞めたい理由を解決できる
4-4.新人看護師の離職率を確認
4-5.教育体制が充実しているか
4-6.人間関係が良いかどうか
4-7.基礎スキルを獲得できるか
1.1年目の看護師が辞めたらどうなるの?
1年目の看護師が辞めたら、メリットもありますが、デメリットもあります。
1年目の看護師が辞めたら、次の2つのメリットがあります。
- 自由な生活を満喫できる
- 今のストレスから解放される
ただ、デメリットもあるのです。
- 看護スキルが身についていない状態で無職になる
- 収入がなくなる
- 寮住まいの人は住む場所がなくなる
1年目の看護師が辞めたらどうなるかという未来を想像しておくと、辞めるべきかどうかの1つの判断材料になるはずです。
1-1.1年目の看護師が辞めた後のメリット
1年目の看護師が仕事を辞めると、次の2つのメリットがあります。
- 自由な生活を満喫できる
- 今のストレスから解放される
仕事を辞めると、今の窮屈な生活から解放されますので、自由を満喫できます。
1-1-1.自由な生活を満喫できる
1年目の看護師が辞めたら、自由な生活を満喫することができます。
1年目の看護師は、慣れない社会人としての生活を窮屈に感じていると思います。
看護師の仕事を辞めたら、毎朝決まった時間に起きる必要はありません。
夜更かしも思う存分できます。満員電車に揺られて通勤する必要もないのです。
好きな時間に起きて、1日中好きなことをしながら、のんびり過ごし、好きな時間に好きなものを食べ、眠くなったら寝る。こんな生活ができます。
好きな時に好きな場所へ出かけることができるので、長期間の旅行に行くことができますし、「その日は夜勤だから」と友達や恋人からの誘いを断る必要もなくなります。
1-1-2.今のストレスから解放される
1年目の看護師が仕事を辞めたら、今抱えているストレスから解放されるというメリットもあります。
1年目の看護師は、たくさんのストレスを抱えながら働いていると思います。
- 仕事がなかなか覚えられない
- 先輩看護師やプリセプターにいつも怒られる
- 採血を失敗して患者さんに文句を言われる
- 慣れない夜勤に入ることで、体調がすぐれない
- 重症患者の看護にプレッシャーを感じる
- 勤務時間外にその日の復習と翌日の予習をやらないといけないのが大変
などなど
仕事を辞めたら、これらのストレスから一気に解放されるのです。
もう明日の部屋持ちの仕事がきちんと出来るのかを心配する必要はありません。
また、帰宅後にナースコールの音やモニターのアラーム音が耳から離れないという悩みもなくなります。
1-2.1年目の看護師が辞めた後のデメリット
1年目の看護師が仕事を辞めたら、次の3つのデメリットが出てきます。
- 看護スキルが身についていない状態で無職になる
- 収入がなくなる
- 寮住まいの人は住む場所がなくなる
1年目の看護師が辞めると、今までの生活が一変します。
一変することでのメリットもありますが、デメリットにも目を向けておかないといけません。
1-2-1.スキルが身についていない状態で無職に
1年目の看護師が辞めたら、無職になります。
しかも、看護師1年目で辞めたら、看護師の基礎が身についていない状態で無職になるのです。
所属先がなくなり、組織に属していないことになります。
「社会人としてこれをやりました」、「これが出来るようになりました」と誇れるものがなく、次に再就職するための武器がないため、不利になることがあります。
1-2-2.収入がなくなる
1年目の看護師が辞めたら、収入がなくなります。
仕事を辞めたら、給料を貰えなくなるのは当たり前です。
仕事を辞めたら、翌日から無収入になるのです。
しかも、1年目の看護師はまだ貯金がほとんどない人が多いと思います。
実家暮らしならともかく、1人暮らしの人は翌月から経済的に困ることも少なくないでしょう。
さらに、一般的には求職活動をしていれば退職3ヶ月後から失業保険を受給できますが、1年目の看護師は失業保険をもらえません。
失業保険は雇用保険に過去2年間で12ヶ月以上加入していないと受給資格がないので、1年目の看護師は失業保険をもらえないのです。
つまり、1年目の看護師が辞めたら、完全に無収入になるということです。
1-2-3.寮住まいの人は住む場所すらなくなる
1年目の看護師は寮住まいの人が多いと思いますが、寮住まいの人が仕事を辞めたら、住む場所すらなくなります。
仕事を辞めたら、基本的には退職日までに退寮しなければいけません。
実家に気軽に戻れる環境の人なら、まだ良いのですが、様々な事情で実家に頼れないという場合は、退職と同時に住む場所に困るようになるのです。
1年目で辞めたら、自由を満喫できて、ストレスから解放されるけれど、スキルがない状態で無職になり、無収入になり、さらに寮に住んでいる人は住むところもなくなってしまいます。
2.1年目の看護師が辞めたらもったいない!
1年目の看護師は辞めたいと思うことも多いですが、辞めたらもったいないです。
1年目の看護師が辞めるともったいない理由には、次の3つがあります。
- 2年目になれば楽になる
- 経済的に大きな損をする
- 将来的にも損をする
1年目で辞めたら、本当にもったいないので、まずはできることをやってみましょう。
辞めたいと思っても、それを解決できる対処法を実践すれば、何とか辞めずに乗り切れることもあります。
2-1.1年目の看護師が辞めたらもったいない理由
1年目の看護師が辞めたら、もったいないです。
1年目で辞めてしまったら、あとで「あの時辞めなければ良かった」と後悔する可能性が高いでしょう。
1年目は毎日がとてもつらいと思いますが、2年目になると一気に楽になります。
2年目になれば仕事が一通りできるようになりますし、先輩看護師の目が離れるので、精神的に楽に働けます。
看護師の平均年収と一般女性の平均年収の差は、200万円以上もあります。
つまり、看護師を辞めてしまうと、年間200万円を捨てることになるのです。
それが定年退職まで続くことを考えると、とてつもなく大きな損をすることになります。
看護師の仕事は、社会的信用がありますので、ローンを組みやすいですし、男性から人気の高い職業ですので、結婚するにも有利になります。
そのため、1年目で看護師を辞めるのは、本当にもったいないのです。
1年目の看護師が辞めたらもったいない理由は、「看護師辞めたい1年目|辞めると絶対損する3つの理由&上手な乗り切り法7つ」で詳しく説明しています。
2-2.辞めずに、まずは出来ることをやってみよう
1年目の看護師は辞めたらデメリットが大きく、損をしてしまいますので、まずは退職する前にできることをやってみましょう。
退職前に「辞めたいという思い」を解決することができれば、今の職場で仕事を何とか続けていくことができるはずです。
辞めたい悩みを解決するためには、次の11個のことをやってみましょう。
- 仕事を早く覚えるためにメモとタイマーを活用する
- 苦手な看護技術は徹底的に練習する
- 先輩にやる気があることをアピールする
- 空気を読まずに確認する
- 同期と協力体制を作る
- 「1年目なんだからできなくて当然」と心の中で言い訳する
- 心の切り替えをする
- 3年後5年後の楽しい未来を想像する
- 日ごろのストレスは同期との飲み会で発散する
- 仕事を忘れる時間を作る
- 師長やプリセプターに早めに相談する
これらの11個のことを実践すれば、辞めたい気持ちが解決して、何とか2年目になるまで頑張ることができるかもしれません。
2年目になったら、一気に楽になりますので、今の辞めたい気持ちが嘘のように消えることがあります。
丸1年頑張って、2年目を迎えることを目標にして、まずは11個の解決策を実践してみましょう。
11個の解決策は、「1年目の看護師のスムーズな辞め方と11個の「辞めたい」の解決策」で詳しく説明しています。
3.1年目の看護師がどうしても辞めたい時は辞めてもOK
1年目の看護師がどうしても辞めたい時は辞めてもOKです。
1年目の看護師が辞めたら、マイナス面が大きいのは確かですが、どうしても我慢できないほど今の職場が嫌なら、無理して今の職場で働き続けるよりも、辞めた方がメリットが大きくなります。
看護師が辞めても、看護師免許はそのまま残りますし、1年目でも転職求人は必ずありますので、看護師として転職することができます。
看護師として転職すれば、辞めた時のデメリットはなくなりますし、もったいない3つの理由も解決することができるのです。
3-1.看護師免許はそのまま
1年目の看護師が辞めたら、看護スキルが身についていない状態で無職になりますが、看護師免許を取り上げられるわけではありません。
看護師免許はそのまま残ります。
看護師免許は行政処分を受けて免許はく奪にならない限り、一生有効なものです。
1年目で辞めても看護師免許はそのまま有効であるということは、またいつでも看護師として働くことができるのです。
3-2.1年目でも転職先の求人は必ずある
1年目の看護師が辞めても、看護師免許はそのまま残ります。
だから、またすぐに看護師として働くことができます。
1年目の看護師が辞めたら、看護スキルが身についていませんが、それでもあなたを採用してくれる病院は必ずあります。
だから、今の職場を辞めたら、看護師人生が終了するというわけではないので安心してください。
あなたは今の職場を辞めたとしても、またすぐに看護師として働くことができるのです。
1年目で辞めても、また看護師として働けば、一人前の看護師に成長することができます。
退職後にまた看護師として働けば、1年目で辞めた時のデメリットを気にする必要はありませんし、もったいない理由もすべて解決することができます。
どうしても今の職場が嫌で、看護師として働いていく自信がないという1年目の看護師は、転職して看護師を続けていくという道もあるのです。
4.1年目の看護師が転職先の求人を選ぶ時の7つの注意点
1年目の看護師が転職を決意したら、転職先選びは慎重に行わなければいけません。次の7つのことに注意して求人を選びましょう。
- 第二新卒を採用している病院を中心に探す
- 楽を重視して選ばない
- 辞めたい理由を解決できるか
- 新人看護師の離職率を確認
- 教育体制が充実しているか
- 人間関係が良いか
- 基礎スキルを獲得できるか
1年目の看護師は転職先選びに失敗することはできません。
1年目で転職に失敗し、短期間のうちに再度転職することになると、さすがに転職は厳しくなります。
転職できない、どこも採用してくれないということにはならないとは思いますが、悪条件で常に人手不足のブラックな病院しか採用してくれなくなるので、今よりもさらに辛い環境で働かなくてはいけない可能性があります。
だから、1年目の看護師が転職する時には、これら7つのことに十分に注意して転職先を選ぶ必要があるのです。
4-1.第二新卒を採用している病院を中心に探す
1年目の看護師が転職する時には、第二新卒を採用している病院を中心に求人を探して下さい。
第二新卒を積極的に採用している病院は、働きやすい環境が整っていることが多いのです。
第二新卒とは、新卒として就職した後に、短期間(おおよそ3年以内)のうちに退職した人のことです。
1年目で辞めた看護師は、第二新卒の看護師になるのです。
第二新卒の看護師を積極的に採用している病院は、あなたのように1年目で辞めた看護師を受け入れることに慣れています。
そのため、「1年目なのに転職するなんて、珍しいわね。」のように色眼鏡で見られる心配はありません。
また、先輩看護師も、もともとは第二新卒として転職してきた人が多いです。
あなたと同じような経験をしてきた先輩看護師が多いと、新人・後輩イジメなどは起こりにくいので、温かい雰囲気の職場、人間関係が良い職場である可能性が高いです。
そのため、第二新卒を積極的に採用している病院は、1年目で転職しても働きやすい環境であることが多いです。
4-2.楽を重視して選ばない
1年目の看護師は、「楽そうだから」という理由でクリニックや介護施設へ転職しようと考える人が多いですが、そのような理由でクリニックや介護施設へ転職するのはおすすめできません。
1年目の看護師は業務内容は少し大変でも、先輩看護師のフォローがあって、いろいろな経験を積みスキルアップしていける職場で働かなければいけません。
クリニックや介護施設は、急性期病棟に比べると重症患者がいないので、重症患者の看護しなくて良いという意味では楽かもしれません。
でも、クリニックや介護施設は1年目の看護師にとっては、楽どころか荷が重い職場なのです。
◆クリニックでは看護師の数が少なく、看護師は1〜2名で働くので、なんでも1人で出来なくてはなりません。
採血を失敗したら代わってくれたり、わからないことを教えてくれる先輩看護師はいないのです。
◆介護施設では24時間医師がいるわけではないので、看護師はアセスメント力が必要になります。
また、入居者が急変した時には、救急車を呼ぶべきか否かを看護師が判断しなければいけません。
1年目の看護師は、まだアセスメント力が身についてませんし、的確な判断ができるだけの経験がありません。
だから、クリニックや介護施設は楽そうに見えますが、1年目の看護師にとっては荷が重い職場なのです。
4-3.辞めたい理由を解決できるか
1年目の看護師は、今あなたが抱えている「辞めたい理由」を解決できるかどうかに注意して求人を選ぶ必要があります。
いくら転職しても、今の辞めたい理由を解決できないと、また同じことの繰り返しになります。
また、すぐに辞めたくなる可能性があるのです。
再度すぐに辞めてしまったら、短期間のうちに何度も転職を繰り返すことになります。
1度ならともかく、1年目で何度も転職を繰り返していたら、さすがにキャリア的にマイナスになります。
短期間で転職を繰り返す1年目の看護師は、面接で「どうせまたすぐに転職するんだろう」という目で見られますので、なかなか採用してもらえなくなるのです。
採用してくれるのは、いつもいつも人手不足のブラックな病院だけになります。
だから、1年目の看護師は今の辞めたい理由を解決できる職場に転職しなければいけません。
辞めたい理由と理由別の解決法は、「看護師が辞めたいと思うほど辛いこと14個と理由別解決法」で詳しく説明しています。
4-4.新人看護師の離職率を確認
1年目の看護師は、新人看護師の離職率を確認して転職先を選んでください。
新人看護師の離職率が低いということは、それだけ新人看護師にとって働きやすい職場という証拠になります。
日本看護協会の「2016年 病院看護実態調査」(PDF)では、新人看護師の離職率は7.8%となっています。
この離職率を目安にして、7.8%よりも新人看護師の離職率が低い職場の求人を選ぶようにすると良いでしょう。
4-5.教育体制が充実しているか
1年目の看護師は、教育体制が整っているところに転職しないといけません。
1年目の看護師は、まだ看護スキルが身についていない状態で転職することになりますので、転職先できちんと指導してもらう必要があります。
そのため、新人看護師向けの教育体制が整っている職場に転職するようにしましょう。
もし、教育体制が整っておらず、見よう見まねで仕事を覚えなければいけない職場に転職してしまうと、仕事を覚えるのに苦労します。
また、その職場では何とか仕事ができるようになるかもしれません。
でも、手技のエビデンスなどは全くわからないままなので、「なんとなく仕事をしている」というだけになります。
将来、ほかの職場に転職した時に、経験年数だけはあるのに、「何もできない」、「何もわからない」看護師になってしまいます。
つまり、あなたはできない看護師、使えない看護師として、今後の看護師人生を歩んでいかなくてはいけないのです。
そうならないためにも、1年目の看護師が転職する時には、必ず新人看護師向けの教育体制が整っているところを選ぶようにしましょう。
できれば、クリニカルラダー制度があるなど卒後教育にも力を入れているところを選んで下さい。
4-6.人間関係が良いかどうか
人間関係が良いどうかは、1年目の看護師がストレスなく働いていけるかどうかで最も重要なポイントと言えるかもしれません。
先輩看護師が優しく指導してくれるところなら、少し仕事がハードでも頑張ることができます。
でも、先輩看護師が怖くて、いじめがあるような職場なら、仕事が楽でも精神的なストレスが大きいので、すぐに辞めたくなるのです。
ですから、人間関係が良いかどうかは必ず確認しなければいけません。
また、大きな病院だといくつも部署・病棟がありますが、部署や病棟によって人間関係の良しあしが異なります。
今の職場で人間関係に悩んで、退職したいと思っている人は、優先的に人間関係が良い部署に配属してもらえるような病院を選ぶようにすると安心です。
4-7.基礎スキルを獲得できるかどうか
1年目の看護師は基礎的な看護スキルを獲得できるかを重視して、転職先を選ばないといけません。
あなたは、せっかく転職するなら、理想の看護ができるところにしたいと考えているかもしれません。
でも、理想の看護はもう少し看護スキルを身につけてから追及しても遅くはないと思います。
また、理想の看護を追及するためには、基礎的なスキルを身につけておく必要がありますので、1年目の看護師はまずは基礎スキルを獲得できる職場を選ぶべきです。
基礎スキルを獲得できる職場は、やはり急性期病棟です。
どうしても急性期が嫌だという場合は、地域包括ケア病棟や回復期リハビリテーション病棟、療養型病棟でも良いかもしれません。
夜勤に入ると体調が優れない、子育てとの両立が不可能などのやむを得ない理由がない限り、1年目の看護師は病棟で働くことをおすすめします。
基礎スキルを身につけたら、あなたの理想の看護を追求できる職場に転職すると良いでしょう。
まとめ
1年目の看護師が辞めたらどうなるか、その現実と、転職する場合の求人選びのポイントをまとめましたが、いかがでしたか?
1年目の看護師が辞めたら、デメリットの方が多くなりがちですが、どうしても辞めたい時には、辞めて転職するのも良いと思います。
ただ、1年目の看護師が転職する時には、失敗は許されませんので、ご紹介した7つの注意点に気を付けて求人選びをしてください。
転職を考えているなら、「新人看護師の転職|6つのステップ、5つの理由別求人選びのコツ、5つの注意点」も合わせて読まれると参考になるでしょう。
1年目の看護師が転職を成功させるなら、看護師専門の転職支援サイト(完全無料)を使うことをおすすめします。
1年目ですと、まだ業界の詳しい事情も分らないでしょうし、また、転職支援サイトでは、7つの注意点をコンサルタントが調べてくれるだけでなく、あなたの分らない点、知りたい点など何ででも調べて相談に乗ってくれますので、転職成功の可能性も高くなります。
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