新卒看護師の志望動機

[著者: 平野雅子 (看護師 /保健師).more..]

看護学校を卒業後、どこに就職しますか？

自分の看護学校の付属病院に就職する人も多いと思いますが、外部の病院に就職する人もいますよね。

新卒で就職する病院は、どのように選んでいますか？

新卒の場合、就職する病院を選ぶ基準は

というものがほとんどだと思います。

これらを基準に選んでも、全く問題ありません。

実習を行った付属病院だったら、内部を知っている分働きやすいですし、学生時代の友人もたくさんいますので心強いです。

「自宅から近い」、「お給料が良い」は働く上で、大きなモチベーションとなりますよね。

また、新人看護師にとって、教育制度が整っているかどうかは、その後のステップアップに大きな影響を及ぼします。

ただ、「教育制度が整っている」以外の理由で就職活動をする場合、「志望動機をどうするか？」で悩んでしまいますよね。

志望動機でのアピールポイント

新卒の場合の志望動機は、「私はこれができる」、「私は病院の即戦力になれる」というアピールはできませんので、「将来どのような看護師になりたいか」をアピールすることが重要になります。

将来どのような看護師になりたいかは、「近い将来」と「遠い将来」の2つに分けて考えると良いでしょう。

近い将来とは、3〜5年後に一人前の看護師になったときのことです。

新卒の看護師の就職先は大病院が多いですので

などですね。

もし、興味のある診療科があるなら

でも良いでしょう。

遠い将来、自分がなりたい理想の看護師像

遠い将来のビジョンは、主にキャリアアップについての考えを述べてみましょう。

まだ看護師になっていないのに、遠い将来のことは想像しにくいかもしれませんね。

もし、認定看護師や専門看護師が多く活躍している病院なら

 

看護のスペシャリストである認定看護師や専門看護師の方たちと一緒に働くことで、様々なことを学び、看護師として成長していきたいと思っています。

 

また、将来は自分も認定看護師や専門看護師の資格を取りたいと考えています。

などと述べると、「病院の特徴を捉えつつ、自分の看護師としての将来をしっかり考えている」と相手に好印象を与えることができるでしょう。

また、「こんな看護師になりたい」と自分の理想とする看護師像を述べる場合、「この病院で働くことによって、理想の看護師に近づける」など、病院や看護部の理念や考え方に共感し、そこで働くことが自分にとってプラスになることをアピールしましょう。

自分の将来像や理想の看護師像がはっきりしないという場合は、「なぜ看護師になりたかったのか？」という看護学校入学時の気持ちを思い出してみると、少しずつ見えてくるかもしれません。

新卒の看護師がアピールできるものはやる気や熱意です。

そのやる気や熱意を具体的に伝えるために、看護師としての将来のビジョンや理想の看護師像を具体的に述べて、「そのために、この病院で働きたい」とその病院を志望した理由につなげられると良いでしょう。

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